男の子・女の子 A「女の子の日ってなんだよ」 B「そりゃあ、女の子の日なんだから女の子の日なんだろうよ」 A「そんなんわかってるよ!」 B「じゃあなんで聞く」 A「女の子の日があるってことはだな、つまり女の子じゃない日もあるわけじゃないか」 B「まぁ…そうなるわな」 A「ってことはだ! つまり! 女の子はたいてい女の子じゃない日を過ごしてるってことだろ!違うか!?」 B「多分大いに違うと思うが」 A「女の子の言う女の子の日なんてせいぜい1週間かそこらだろ?」 B「まあな」 A「でも1ヶ月は4週間じゃないか、実に三分の四は女の子じゃない日ってことじゃないか!」 B「待て、女の子の日の反対が女の子じゃない日とは限らないんじゃないか…?」 A「なん…だと…?!」 B「女の子の日の反対は、男の子の日なんじゃないのか…?」 A「なんだとーー!!?」 B「つまり女の子は月の内三分の四を男の子の日として過ごしているという計算になる」 A「男の子の日ってどういう日なんだ!?」 B「さぁな…さすがの俺もそこまではわからん」 A「でも、純粋に男の子である俺らがわからないってのもおかしな話だよな…?」 B「むっ…というと?」 A「俺らはさ、一年365日ずっと男の子の日じゃん」 B「そうだな、女の子の日なんてないもんな」 A「ってことは、女の子も、三分の四は俺らと同じように、男の子の日ってわけだから」 B「なるほど…お前頭いいな、俺たち男の子と同じように過ごしているんだな、女の子も」 A「そうだ、しかも三分の四だ、これはほとんど男の子の日と言っても過言ではない!」 B「つまりは、女の子と俺らの違いはほとんどない、ということだな」 A「察しがいいな、俺が言いたいことはズバリそういうことだ」 B「なら話は早い、早速女の子と仲良くなるべく街へ繰り出そうではないか」 A「そうだな、同じ男の子の日を過ごしているもの同志、打ち解けるのもたやすいはずだ!」 B「間違いない、さあ行こう!」