【茶出せおら】 A(15)・・・いわゆるツッコミ B(14)・・・いわゆるボケ A01「おい、とりあえず茶出せおら。」 B01「はい、ただいまお持ち致します。」 A02「・・・ったく。それにしても茶屋だってのに10分も誰も出てこないとはな。  帰ろうとしたタイミングで出てきやがったし。」 B02「お待たせしました、ごゆっくりどうぞ。」 A03「・・・熱い・・・。」 B03「猫舌でしょうか。」 A04「違うだろ。なんだこのお茶・・・。火柱が立ってるぞ。」 B04「縁起がいいですね!今日はいいことあるかもしれませんね!」 A05「茶柱だろ普通は!!なんでこんなメラメラと炎が湯呑から出てんだよ!   天井焦げてるじゃねぇか!!」 B05「いえ、お客様が幸薄そうな顔して座っていらしたので。茶柱は立てられなかったから代わりに。」 A06「なってねぇよ。どうやって飲むんだよこれ。」 B06「すみません・・・熱すぎましたか。」 A07「そういう問題でもない気がするけど・・・。まぁ、取りあえず火ぃ消せよ。」 B07「消しちゃうんですか!?10分もかけて苦労して立てたのに。」 A08「だから来るの遅かったのかよ!」 B08「炎系呪文は苦手でして。」 A09「いいから消せよ。」 B09「・・・分かりました。えいっ!」 A10「ちょ、氷の柱が出てきた!?」 B10「氷の柱と書いてつららです。」 A11「いや、ちょ、本当に魔法使いなのかよ!?」 B11「はい、氷系呪文が得意な魔法使いです。」 A12「あ、う、うん・・・。で・・・さぁ、これどうすんだ。」 B12「茶柱が立たなかったので代わりに」 A13「それはもういいんだよ!どうやって飲むんだよ!」 B13「お茶が凍って出来てるんで、ペロペロすれば良いかと。」 A14「俺は、お茶が『飲みたい』の!溶かせよ!!」 B14「すみません、MPが切れてしまったので・・・。」 A15「もういい!帰る!!」