【台本】iを届けるサンタクロース -------------------------------------------------------------------------------- 【演者】  サンタ(13):男女兼用。  男(13):男。  警察(2):ある意味、一番の被害者 【その他】  ()内の指示は、適当でいいっす。 -------------------------------------------------------------------------------- サンタ01「メェェェリィィ・・・クリスマァァァスッッッ!!」 (同時にドアを勢い良く蹴り開ける音) 男01「うわ!なんだ!?ってか、どうやって鍵を開けた!!」 サンタ02「こんなとき、安全靴って、すっっっごく便利だよね☆」 男02「いや、便利とか不便とか、そういう次元の話じゃなくてだな・・・」 (男02の言葉を遮るように) サンタ03「いやー、失敬失敬。私たるもの、名乗るのを忘れた。」 男03「いや、そういう問題じゃねぇだろうが」 (男03の言葉を遮るように) サンタ04「私は、そう。サンタクロォォォウス!恵まれない君に、アイを届けに来たのだぁっ!」 (ぴ・・・ぴ・・・ぽ・・・プルルル・・・プル・・・) 警察01「はい、110番です。事件ですか?事故ですか?」 男04「あのぅ、家に変な人が突然現れまして・・・はぁ・・・なんかサンタクロースとか・・・んぁ!?」 (「んぁ!?」の言葉を遮るように) 警察02「もしもし!? どうしました? もしもし!? もしもし!!」 (効果音「ベキッッッ!!!!」) 男05「ああっ!!!何すんだよ!!!俺のアイフォーン5がぁぁ!!」 (男05の言葉を遮るように) サンタ05「私は不審者などではないっ!アイを届けるサンタクロースだっ!!」 男06「俺のアイフォーン5がぁぁ!!エビぞりになっちまったぁぁ!!」 (男06の台詞にカブり気味に) サンタ06「いいか?もう一度だけ言う。私はアイを届けるサンタクロースだっ!!」 (サンタ06の台詞にカブり気味に) 男07「俺のアイフォーン5・・・」 (男07の言葉を遮るように) サンタ07「やっかましい!!」 (効果音「ベキッッッ!!!!」) 男08「あああ・・・俺のアイフォーン5がぁ・・・セパレートタイプになっちまった・・・    ・・・っておい!何すんだよ!」 サンタ08「貴様が私の話を聞かないのが悪い」 男09「いやどう考えてもお前が悪いだろ」 サンタ09「ともかくだ。なにか欲しいものがないか?」 男10「俺のアイフォーン5・・・」 サンタ10「なんだと?そんなものでいいのか?」 男11「返せよ・・・俺のアイフォーン5・・・」 サンタ11「よし分かった!アイフォンだな。     ジュテーム ジュテーム ゴコウガサシテル カアチャンスイヨウ モクヨウザンギョウ     いでよ!アイフォーン5!」 (効果音「ぽんっ」) 男12「おおっ!アイフォーン5!!」 サンタ12「よし、貴様の願いは叶えてやった。      ということで、私はここで消える。またいつか会おう!グッナイ!」 男13「ありがとう!サンタクロース!!   ・・・っておい、単にコレ、元に戻っただけじゃねぇか!   ドア直していけよ!ご近所さんにも説明しろよ!しかもパトカーきちゃったし!   どうすんだよー!!!」 (『・・・っておい』あたりから、サイレン音) サンタ13「私は、アイを届けるサンタクロース。      アイフォーンを持っていても持っていなくても、      問答無用で押しかけて、アイフォーンを届けるぞ☆」 (効果音「ベキッッッ!!!!」)