A アナウンサー B プロ A「いやはや、波乱の展開となってきました第48回、麻雀王決定戦、なんと優勝候補の高橋プロ  東一局、順調に満貫テンパイまでは良かったものの、まさかのミス、リーチで間違えて一万点棒を置いてしまいました」 B「びっくりしましたね、いつも冷静な高橋君らしくないです、これ、あがれなかったら大きなハンデですよ」 A「あー高橋プロ、さすがに辛い表情、なかなかツモれません、っとここで下家がチーこれは、、、」 B「タンヤオですね」 A「タンヤオのみでも一万1000点ですからねぇ、おっとさらにポンです」 B「なりふり構わずですね」 A「一気に手を早めてきた下家に高橋プロも苦い表情、ツモらせてもらえません、今度は後ろ、焼きそば入りました」 B「これはイライラしますねー」 A「ペヤングの香りが立ち込める中、高橋プロ、やはりツモれません」 B「というか、彼、フリテンですね」 A「あ、ほんとですねーフリテンですよこれ、あがれるんですかね」 B「無理でしょうね」 A「これは下家が上がりそうですか?」 B「いや、下家、多牌してますね」 A「いつのまに!」 B「チーしたあとすぐポンして良くわからなくなって切り忘れたんじゃないですか?」 A「あー…展開早いとやりますね」 B「あ!」 A「うおっと! 下家投げましたよ今、牌」 B「いや、いるんですね今の時代にもあの技を使える人が、誰も気がついてない」 A「ペヤングの中に入っちゃいましたね」 B「箸でつまんで、いい人ですね、高橋君に渡してあげてます」 A「あれ! え!これ、これは!? 高橋プロ倒しました!!」 B「はーい、あがり牌だったんですよ高橋君の、こういうこともあるんですねー」 A「高橋プロ嬉しそう! なんと衝撃の幕開け、これがまだ東一局!!」 B「先が楽しみです」 A「CMの後も引き続きお送り致します」