〜目覚めてしまった姫〜 姫 「すぅーすぅー…   はあ。 遅っ! いや、遅すぎるでしょ。遅すぎるわ。  いつになったら王子様が目覚めのキッスをしに来る。  ははは、というかもうとっくに起きてるし。もう目覚めてから2月と6日も経ってるし。  そもそも王子様のキッスで目覚めるのと違うのか。何故目覚めた、私。  『いやーなんか自ら目覚めちゃいましたー』なんて、どの面下げて帰れというんだ。  ー目覚めてしまったものは仕方がない。こうして毎日毎日狸寝入りこいて誰か来るのを待つのみだ。  とにかく寝て待とう。  すうーすうー… しかし誰も来る気配がない…寝たふりしをていると本当に眠く…なってくる…」  (100年の恋も冷めるイビキ、歯ぎしり、寝言等を折り混ぜた寝姿をアドリブで)