私の彼氏は、ある任務遂行中に死んだ。 それは、私が殺したようなもの。私がもっと早く着いていれば彼は助けられたかもしれないのに・・・・。 彼が、「危険なのは分かってる。でもだからといってお前だけに背負わせたりなんかできるはずがない。俺の全部を預けられるのはお前だけなんだから」 そう照れた笑顔でいってくれた。だから…、だから…。 気持ちばかりが急いてしまって…。 私が彼の元にたどり着いたときには彼は既に死んでいた。 彼が死んだ、なんて認めたくなかった。 彼のお陰で大嫌いだった自分を少し好きになっていたから。 彼以上にスキになれる人に出会えるかなんて分からないけどもうないかもしれない。 「ずっと一緒だって約束したじゃない」 そんな言葉が頭の中に浮かんでそうしてすぐに苦笑する。 私が殺したようなもの、だろう?と。 そして私は、彼に会いに行った。