男A01「というわけで台本書ける人材をゲットしたわけだが」 男B01「これは、ゲットした、と言っていいのだろうか……」 台本01「ひぃぃ!!」 男C01「捕獲、という意味では、ゲットだぜ! ってことじゃないかな」 男A02「ふふふ……お前には、地獄のように甘い甘ぁ〜い台本を書いてもらおう……」 台本02「や、やめてくださいよぉ、勘弁してください!自分、ただの台本書きですよぉ……」 男B02「おいおい、必要以上に脅すのやめろって……」 男C02「ごめんねー、台本書きさん。 ちょろーっと台本書いてもらったらすぐ解放してあげるからね」 男A03「おい台本書き! …お前、恋人はいるか?」 台本03「こっ、恋人っ?! は、はぁ……まぁ……います、けど……」 男A04「ムッキャアアアアアアアアア!!!!」 男B03「わああああああおい、落ち着けって! な!?」 男C03「今時非リアなんて俺らくらいなんだって、受け入れようよ、現実を!」 男A05「貴様ァァァァァァ! 彼女が! 恋人が! いるだとぉおおおおお!!!」 男B04「だめだこりゃ、ちょっと黙らせよう」 (殴る音) 男A06「ヘチョヴァ!」(倒れる) 男C04「うへー、モロに入った……」 台本04「もうやだ、帰りたい……」 男B05「大丈夫、手荒な真似はしないから!」 男C05「お前が言っても説得力ねぇよ! ……はぁ、ごめんねー、ほんと」 台本05「でっ、あの、自分何を書けば……」 男B06「いや、俺らリアルで全くモテないもんだからさ、せめてこの時期、台詞だけでもバレンタイン気分を味わいたいっていうか」 男C06「単刀直入に言うと、声劇スレにいる女子が、チョコあげる♪ みたいなことを言ってるような台本を書いて欲しいんだ」 男A07「血ヘド吐くような甘ぁ〜〜い台本を書くのじゃぁぁぁぁぁぁ〜……」 男B07「うん、血ヘド吐いてんのな、確かに」 男C07「そーとー気合入ってんなぁ……」 台本06「あの、差し出がましいようですが……」 男A08「ロリ声ぇぇ〜…おねぇさまボイスぅぅぅぅ〜…」 男B08「お前うるさいよ」 男C08「ん、何?」 台本07「そんな気持ち悪いことしてるから、彼女できないんじゃ……」 (無音3秒くらい、BGMも停止) (その後、乱打の嵐、数秒) (以下、何事もなかったかのように) 男A09「さて、台本どうしようか」 男B09「書いてくれる人いるかなぁ……」 男C09「なかなか集まらないんじゃないかなぁ」 男A10「一人いなくなっちゃったしねー」 男B10「惜しい人材を失っちゃったなー」 男C10「まぁ、もうちょっと待ってみようぜー」