男:ハーレムの主人公 幼:ツンデレ幼馴染み 冷:常に無表情な素直クール同級生 嬢:高飛車お嬢様。主人公にはデレ 妹:大好きな兄に近づく女を妨害する 橘:嬢の執事 生徒A:男子高校生 生徒B:男子高校生 以下台本 「lunchtime war」 男 「昼休み。学食や購買に向かう者、机をくっ付けて持参した弁当をひろげる者。皆、各々に学友達と束の間の休息を過ごす。 一見すると、平和な日常の風景に見えるだろうが、俺にとっての昼休みは、まさに地獄そのものだ。何故なら・・・」 幼 「おっす!また一人?一緒にお昼食べる友達もいないのか、アンタは」 男 「余計なお世話だ!つーか、俺がお昼に一人なのは、明らかにお前らのせいだっつーの!」 幼 「はぁ?友達いないのを人のせいにしないでよね!まぁ、仕方無いから・・・。ほら・・・」 男 「弁当・・・」 幼 「か、勘違いしないでよねっ!べ、別にアンタに食べて欲しいとか・・・・・・つ、作り過ぎちゃっただけなんだからっ///」 男 「はいはい。毎日毎日弁当作り過ぎちゃうとか、お前はどんだけ学習能力に乏しいんだ?」 幼 「う、ウルサイ!黙って食べろぉ!」 冷 「ちょっと。」 幼 「ゲッ!出たわね根暗どんより少女!」 冷 「これ。お弁当作ってきた。貴方に食べて欲しい。」 男 「お、お前もか」 幼 「こら!無視すんなってのぉ!」 嬢 「五月蝿いですわよ、そこの労働階級」 幼 「な、なんですってぇ!?」 嬢 「五月蝿いって言ったのですわ。聞こえませんでした?嫌だわ。貴女、耳垢でも詰まっているんではなくて?おほほほほ」 幼 「こんのぉぉ・・・!」 冷 「卵焼き。甘めに作った。はい。あーん。」 男 「あーん」 幼 「こら、そこ!何抜け駆けかましてんのよ!アンタもアンタでアホ面で餌付けされてんじゃない!」 嬢 「うふふふ。高貴な私の婿となる貴方に、そのような庶民の味は似合いません事よ。橘!」(パンパンと、手を叩く) 橘 「はい、お嬢様」 嬢 「ランチを用意なさい」 橘 「かしこまりました」 幼 「さ、最高級和牛のステーキ・・・」 男 「フォアグラ、トリュフ、キャビア・・・。ごくり」 冷 「ぐぬぬ。」 嬢 「おーっほほほほ!さぁ、お召し上がりになって。ア・ナ・タっ♪」 妹 「おにーちゃぁん!」 男 「おお、妹よ。どうした?」 妹 「どうしたじゃないよ。お兄ちゃんったらまたお弁当忘れて来たでしょ?」 男 「わざわざ届けに来てくれたのか。悪いな、妹よ」 冷 「誰?その女狐。」 妹 「あなたこそ誰なの?私のお兄ちゃんに何の用・・・?」 冷 「妹・・・?似てない。全然可愛くない。」 妹 「いい度胸じゃない。お兄ちゃんの大切な家族である私にそんな口を聞くなんて・・・」 幼 「ちょっと、二人共やめなさいよ」 妹 「あーら、いたの?ただ隣に住んでるだけなのに調子に乗って許嫁面してる近藤さん」 幼 「・・・アンタ、昔さんざん遊んでやった恩を忘れたか!だいたい私は近藤じゃないってーの!」 妹 「あれれ〜♪じゃぁ、なんだっけ?竹山?亀井?あ、渡る世間の」 幼 「角野卓三じゃねえよ!って、全部違ぁーう!」 冷 「あーん。するなら今のうち。」 男 「あーん」 幼 「だ、か、ら!抜け駆けすんなぁぁぁ!!」 幼 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」 男 「お、落ち着けって。そんな大声出さなくても・・・」 幼 「だいたい、アンタがいつまでも煮え切らない態度取ってるから悪いんでしょうが!」 幼 「今日という今日は、はっきりさせて、もらうわよ!」 男 「へ?な、何を・・・」 冷 「そう。それは私も聞きたい。」 嬢 「結果はわかりきっておりますけど・・・」 妹 「おにーちゃん!!」 男 「あは、あははははは・・・」 男 「そんなもん・・・、知るかぁ!」(男、走って逃げ出す) 幼 「ちょ、待ちなさい!」 妹 「もぅ、お兄ちゃんってばぁ!」 冷 「逃げた。」 嬢 「お待ち下さいましー」 男 「来るぅなぁぁぁー!!」 男 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」 男 「ここまで来れば大丈夫だろ・・・」 男 「結局、今日も一人でコンビニのパンかぁ・・・」 男 「ふぅ。やれやれだぜ・・・」 男子生徒A 「アイツ、さっきから一人で何やってんの・・・」 男子生徒B 「ここは男子高だからな。色々と、溜まってんだろ・・・」 おわり