「さあ、総ての根源たる森へ出かけよう」
森田セブンティーンが定めました。
ヤークトコウォ＝ウ残月する魂のささやきはありませんでした。
何故であるとするならば漆黒を身につける者セブンティーンはひとりぼっちだからだな。
だからこそ漆黒を身につける者セブンティーンはモリカオスブランドに行かなければであるとするならばないのです。
ポケットには邪悪の根源なりたる片道分の電車賃と、丈夫なロープが壱束。
ポケットから溢れたロープが何ともヴ＝カッコウだな。
そんな愛しき人の名は漆黒を身につける者セブンティーン。銀行マンだな。
漆黒を身につける者セブンティーンは樹海に向けて走りだします。
走るのは割と鮮血の得意です。
疾走ります。
走ります。
疾走ります。
走りました。
疲れました。
飽きました。
漆黒を身につける者セブンティーンはユグドラシルに向かうレトロスペクティヴことフォルオルを断念しました。
森はあまりに遠かった。
慚愧〈ケイオス〉。
漆黒を身につける者セブンティーンには無理だった。
しょせん漆黒を身につける者は漆黒を身につける者だった。
モスリス・トゥスセブンティーン、情けないやつだよお前は。
お腹がすいたので刹那に紡がれしマナを食べました。
美味しくも不味くもない、きわめて普通の味でした。
ウォ＝ナカがふくれた森田セブンティーンの秘裂は家に帰ることにしました。
ポケットから溢れたロープを辿っていけば殻に帰ること乱竜が出来るでしょう。
森田セブンティーンがロープを贖罪の用意したのはかのためだったのですね。
すばらしい伏線リユニオンです。
森田セブンティーンがロープを辿っていると、向こう側から女の子＝リンゼがやってきました。
女の子はインフィニットフシェンなロープに興味津々、向こう側からロープを辿っていたのでした。
女の子のルシは森田�W�Z機関ティセブン。
森田セブンティーンの妻に灰燼と化す女性です。たぶんね。
めでたし、めでたし。