「ゆけヨシダ!最強回避ディフェンスブロック!」 ・ヨシダ:人の話を聞かない。無自覚で色々回避。おしゃべり。 ・メリーさん:じわじわ近付いてくる電話のアレ。ヨシダの被害者。 (電話鳴る) ヨシダ01「はい、もしもしヨシダです」 メリー01『……私、メリーさん』 ヨシダ02「はぁ? ああ! うわ久しぶりー! 元気してた? あっ、確か食べ過ぎで救急車に運ばれたんだってな? タカシから聞いたよー。何やってんのお前」 メリー02『私、メリーさん。今』 ヨシダ03「今さあ、ちょうどタカシとメールしてたんだけど『もうあいつとはぜってぇ食い放題行かねーww』って。 もうマジで笑っちゃったよ、お前どんだけ食ったんだよ」 メリー03『私、メリーさん。今あなたの』 ヨシダ04「しっかし、俺んちの電話番号よく知ってたなあ。タカシに聞いたのか? あいつ、俺の個人情報 鼻クソ以下だと思ってるよ絶対。このあいだも変な奴から電話かかってきてさあ、なんか唸り声? みたいな 変な声が留守電に入っててさー、ほんと腹立ったわ。たぶんタカシの嫌がらせだよ」 メリー04『わ、私メリーさん。今あなたの後ろに…』 ヨシダ05「後ろ向きな考えはすんなって? 大丈夫大丈夫、言うほど怒ってないから。とりあえずタカシ一発殴って スッキリしたしな。そういやあいつ顔真っ青にして呪いの電話がどうのこうの言ってたけど。呪いの電話ぁ? 言い訳にしちゃお粗末っつーかねぇ」 メリー05『私』 ヨシダ06「なあなあ! もし実際に呪いの電話がかかってきたらどうすればいいかな? こう意外とさ、元気に明るく 応対すればこっちのペースに巻き込めてさ、案外勝てたりするかも。なあお前どう思う?」 メリー06『……はい。そう思います』 ヨシダ07「だよなあ! ――あれ、なんで泣いてんの?」