『うっす。今日のオレ、ロックです。』 よう、お前たまには本気出して世の中見つめてみろよ。 最近の世界はマジぶっ壊れてて、マジろくでもない日々ばかり続いてる。 7日数えりゃ5日は不幸。人生の70%が不幸せとかどうしようもない。イカれてる。 待てよ、残りの2日は幸せだって? 発想を逆転させれば僕は幸せです、だって? 馬鹿馬鹿しい。馬鹿野郎、世界はぶっ壊れてんだ。 お前がセコセコみみっちく自分を騙してみたところで、世の中初めから終わってるんだ。 終わった世界で何が出来るか。 壊れた世界で何が出来るか。 ろくでもない世界、ろくでもない世の中、ろくでもない俺たちに、 いったい誰が、俺たちに何を、期待しているものか。 夢見がちな大馬鹿ども!お前がいる、ここは現実だ! 壊れた世界、ろくでもない俺らが本気出したところで何が出来るものか。 この手は何も生み出せやしない。 未来に何も残せやしない。 出来ることといえば、せいぜい1つ。 終わらせようぜ! 右手にカッターナイフ、左手首の柔らかいところ、そのまま一気にかっさばけ! 汚れた赤い血を吐き出しちまえ。 綺麗になるのはいいことだ。 白くなるのはキモチイイ。 くだらない世界に見切りをつけて、俺たちの世界の旅立とう。 さあ、次は喉だ! 壊れた世界のカケラが僕らに何をくれただろうか。 壊れた夢のカケラが今日も明日も続くのだろうか。 あぁ、ご先祖様。どうしてもう少しマシなものを残してくれなかったのかな。 僕らに何を残したかったのかな。 ご先祖様。 ご先祖様。 カミサマ。 ……ま、どうせ死ねないんですけどね。 バイバイ。