淡々としたリア充カポーの午後 男01「これはひどい」 女01「ひどくないよ」 男02「ひどいね」 女02「ひどいって言ったら自分がひどいんだー」 男03「落ち込んでますか」 女03「わかりますか」 男04「表情が」 女04「ほー」 男05「なぜ失敗したのですか」 女05「知る由もない」 男06「いやいや、それはこっちの台詞」 女06「台詞泥棒です」 男07「出たな、台詞泥棒」 女07「出たよ」 男08「こうしてくれるー」 女08「わー」 男09「これではだめですね」 女09「だめですか」 男10「ただくっついているだけです」 女10「くっついているだけですか」 男11「世間様ではこれは、いちゃつく、という特殊事象に」 女11「いちゃついていますか」 男12「いちゃップルです」 女12「おしょックスみたいなもんですか」 男13「なんですかそれは」 女13「お食事に誘われてそのままセッk」 男14「はいアウトー」 女14「セーフ」 男15「よよいの」 女15「よくないよ」 男16「よくありませんね。今日のお昼ご飯はどうしましょうか」 女16「お好み焼きが食べたかったのですが」 男17「これは炭ですね」 女17「私の知る限りでは」 男18「お好み焼きは」 女18「丸い」 男19「息ぴったりですね」 女19「もう一度チャンスを」 男20「ではこういうのはいかがでしょうか」 女20「却下」 男21「まだなにも言っていません」 女21「続けたまえ」 男22「一緒に作るというのは」 女22「その発想はなかった」 男23「ホットプレートがあります」 女23「焦げにくそうです」 男24「これなら二人で、囲みながら焼けます」 女24「それはナイスアイディアです」 男25「ただひとつ問題が」 女25「偶然ですね、同じことを思っていました」 男26「この、いちゃップル状態を解消しなければ作れません」 女26「いちゃップルでおなかは膨れません」 男27「おなかすきましたか」 女27「すきましたね、限界です」 男28「そこで名案が」 女28「なんでしょう」 男29「食後、もう一度いちゃップル」 女29「なるほど」 男30「今ならなんと、この小さないちゃップルもつけて」 女30「間に合ってます」 男31「作りましょうか」 女31「はい」 男32「しばし離れましょう」 女32「同じ部屋にいるのに」 男33「変なのー」 女33「変なのー」