PC起動する旅に A01「なぁなぁ」 B01「んぁ?」 A02「お前確かパソコンとか詳しかったよな?」 B02「んー、詳しいっていうほど詳しくないけど」 A03「そういやそうか……どっちかっていうとドジっ子天然キャラのがイメージ強いもんな」 B03「ぐっ、失礼な奴だなお前……なんだよ、言ってみろよ」 A04「いや、恥ずかしい話なんだけどさ…PC起動するたびに」 B04「PCを……起動する、旅……?!」 -場面転換(妄想開始)- 母01「タロウ、タロウや、おきなさい」 タロウ01「うぅーん……むにゃむにゃ」 母02「今日はお前の16歳の誕生日、城へ行って王様に挨拶をしていらっしゃい」 タロウ02「ふわぁぁー……そうか、今日だったか」 -場面転換- 王様01「おおよくきた、タロウよ。お前ももう16歳になったのだな」 タロウ03「はい」 王様02「お前の父親は立派な勇者だった、実はお前に折り入って頼みがある」 タロウ04「なんでしょうか」 王様03「PCを起動してほしい」 タロウ05「わかりました」 ナレ01「こうして、勇者タロウはPCを起動する旅に出た」 -場面転換- 魔法使い01「はぁい!あたし、タロウについていくよ!」 タロウ06「よろしく頼む」 ナレ02「行く先々で出会う仲間たちと」 -場面転換- 賢者01「かしこまりました、勇者タロウ。私もお供させていただくとしましょう」 タロウ07「ありがとう、助かる」 ナレ03「手を取り合い、助け合い」 -場面転換- 女戦士01「どうして…どうして私なんかに優しくするのよ!!」 タロウ08「仲間だから、当然だろう」 ナレ04「絆を深め合っていく」 -場面転換- タロウ09「お母さん…俺…」 ナレ05「数々の冒険と、ほんの少しの里心が──」 タロウ10「きっと、大丈夫だよ」 ナレ06「タロウを、強くした」 -場面転換(激しいバトルシーン)- 魔法使い01「行って、タロウ!!!きゃあっ!」 女戦士02「ここは私達が!!っく、うわぁーーーーーっっっ!!!」 賢者02「立ち止まってはいけません!!あなたは…あなたなら必ず、できるはずです──っはあああああああ!!!」 ナレ07「迫りくる敵、起動しないPC、愛、夢、希望」 タロウ11「おりゃああああああああああああああああああああ!!!」 ナレ08「君とPCを起動する旅のRPG、テイルz(ピー音)」 -場面転換(妄想終了)- A05「いや、そこまでアレな感じじゃないよ」 B05「……なんでわかったんだろう」 A06「なんか一大スペクタクルが展開されてそうな顔してた」 B06「うん。で、何?」 A07「……やっぱいい。自分で調べる」 B07「ああ、うん。そう」