冒険者協会の二人 A01「こんにちはー、冒険者協会の者でーす!」 B01「冒険者免許規則第3条2項、武力行使違反の容疑であなた方を拘束します」 A02「冒険者免許規則第3条2項、冒険者は緊急時を除き市街地及び王城より半径3キロ   メートル以内での抜刀、攻撃魔法及び第2級以上の召喚魔法の行使を禁ずる!   忘れたわけじゃないでしょー?」 B02「違反者には最高50万ゴールドの罰金、もしくは1週間の強制労働が科せられます」 A03「おぉっと、今制止を振り切って逃げようとしたね?だめだよー執行妨害だよー」 B03「冒険者免許規則第17条、冒険者取締業務遂行者権限の規則違反にあたります」 A04「まー別にこっちは抵抗してくれちゃってもぜーんぜんかまわないんだけどねー」 B04「あなたという人は……これ以上協会の仕事を増やそうとしないでください」 A05「そーいうそっちだって、いつでもオッケーなんでしょ?詠唱いらずの圧縮術式」 B05「さぁ……どうでしょうね」 A06「おー怖っ! ってワケだから、逃げようとしても無駄、なんだけど……」 B06「感心しませんね……こんな街中で、ですか……」 A07「いいのかなー?こっちは、たった2人とはいえ協会の問題児よ?」 B07「そういう台詞は、抜刀しながら言っても説得力がありませんよ」 A08「まーいっか!ランチの後だし、腹ごなしにはちょうどいい相手でしょ!」 B08「またそうやって相手を煽って……協会長に怒られても知りませんよ」 A09「いーのいーの、冒険者の、ひいては世界の平和を守る為だからいーのっ!」 B09「はぁ……毎度毎度付き合わされるこっちの身にもなってください」 A10「さて……いっちょ行きますか!出遅れんじゃないよー!」 B10「ふふ、そっちこそ!!」