「3人の日常」 アーツ   苦労性の主人公 18才       二人に振り回されているがリーダーとしての信頼は厚い イオルブ  お調子者の元盗賊 22才       マイペースで自分に正直だがウェンディには頭が上がらない ウェンディ ロリババア。ロリババア! 魔法を使う 1012才       傲岸不遜。パーティーでは一番の実力者。  街入り口  SE 三人の足音 ウェンディ「やぁっと街に着いたのぅ…もうくたくたじゃ〜…」 イオルブ「今回は長旅だったなぁ…おかげで戦利品もたんまりだけど♪」 アーツ「さて、じゃあとりあえず戦利品の換金にでも――」 ウェンディ「宿じゃ!」 アーツ「…え?」 ウェンディ「ベットじゃ!メシじゃ!風呂じゃぁぁ!」 アーツ「…いや…あのな…?保存がきかないものもあるし…     …おい、イオルブもなんとか言ってくれよ」 イオルブ「酒だ!酒場のねーちゃんだ!一晩のメイクラブだぁぁ!!」 ウェンディ「お前さんは相変わらず品のない欲望ばかりじゃのぅ」 イオルブ「何を言うか!崇高な男のロマンだ!な!アーツ!」 アーツ「ダメだこいつら早くなんとかしないと…」 ウェンディ「ま、なんでもええわい。早く宿を探してまいれ」 イオルブ「頼んだぜ!アーツ!」 ウェンディ「…お前もに決まっておろうが」 イオルブ「…俺…疲れてるんですけど…」 ウェンディ「それがわしになんの関係があるのかのぅ?」 イオルブ「…毎朝寝癖が直らない呪いにでもかかればいいのに…」 アーツ「はいはい、じゃあ先に宿探しに行くぞ!」 イオルブ「へぇーい…」 ウェンディ「わしはすうぃーとるーむとやらがよいぞ♪」  SE 遠くから馬の蹄の音が聞こえる アーツ「…と、宿探し中止ー」 イオルブ「なんだぁ?どした?」 アーツ「追っ手御一行様のご到着だ」 イオルブ「まぁたかよー!勘弁しろよー!」 ウェンディ「あれだけいじめてやったのにまだ足らんのか」 イオルブ「違う…あれはいじめたなんて優しいものとは断じて違う…」 アーツ「しょうがない。とりあえず追い払うぞ!」 ウェンディ「ふむ…やむを得んか。みなのもの、気張るのじゃぞ」 イオルブ「これが終わったら久々の女だ!頑張らせてもらいますよ!」 アーツ「戦闘準備!必要以上に殺すなよ!」  SE 剣や杖を構える音